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山下学 vol.195 親の優しさは時には毒と成す

子どもは、逃げることを簡単にする。

どうしてなのか?

ただそうすることが自分が楽になるのだから
ただそうすることが本当にいいのかは本人はわかっていない。

でも自分も振り返れば子どもの頃そうだったように思える。
自分にとって不利なことはやりたくないと思うのが当たり前であり
更に好きでもないものであれば尚更逃げたくなる。
冷静に考えれば人間の心理はそうなるように生まれ持っているかもしれない。
子どもはそれをダメだとはわからず楽な道へと進んでいく。

ならばそれを正すのが親である。
親がしっかり見れば、その行為が逃げなのかすぐに判断がつく。
しかし、それを何でも本人の意思と見なし尊重すれば、子どもの思うがままで
その時に大切なモノを学ぶことができず、大人になっていく。
これは学習勉強とは異なる心の勉強=人間的成長である。
親はそのことを十分に教えなければ何のために親をしているのか、
また、成人して社会にでればみな同じで苦労はするがその苦労の量が親にも降り掛かる。
行く度々なく逃げることを身につけた人は、苦労をチカラに変えず、常に逃げ続ける。
その先にどう未来があるか・・・・

だから我が子がそう言っているからしょうがないと考えるのではなく、
その子にとって本当に良いのか悪いのかを判断することが大切である。

全ての答えは将来我が子が大人になった時に証明される。

私の知り合いの方で我が子が成人を迎え、社会に出て、
その答えが出ている人たちがいる。
何が正解で何が正解でないかは全て親が感じることになる。

本当に自分が親としての教育がどう正しかったのか。
もし、正しくなかったと感じたらとても悲しいこと。
よーく考えてください。
世の中に沢山のフリーターやニートが何百万人と溢れている。
その中の1人ならないとは限らないと思いませんか?
うちの子に限ってなんてと考えることはもう古く、そうならないために
今どうするべきかとても今が大事なんです。

私は、我が子へは最大の味方であり、最大の壁である。
愛情を感じる厳しさの中に優しさを感じる教育を基に、
将来多くの困難に遭っても乗り越えるだけのエネルギーを育てる。

いつの時代もハングリー精神のある者がチャンスを掴む。

だって厳しくない野球チームがサッカーチームが全国優勝するなどできますか?
厳しい練習を絶えて、逃げずに頑張って貫いたからこそ栄光を掴むことができるのでしょう。
教育にも同じことが言えるのではないでしょうか。

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