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山下学 vol.165 IKEAの戦略

昨日家族で初めて港北のIKEAに行ってきた。

一言で 凄い!!

何が凄いって、私は安さに感動したのではなく
安くさせるためのシステムに感動した。

何処を節約することで安さを捻出できるのか
行きついたコスト削減は、「人件費」。
スタッふがどう考えても少ない。でも上手く廻している。
このシステムには、かなり工夫の施され、
安さのヒミツを人件費だと謳い、お客に意識をさせる。
エントランスから大きく提示している。
そのことで、お客は理解し、自ら店員の代わりに動く。
製品を選ぶ時に聞くことはできない,
流れが決まった1方向だけなので後戻り原則禁止、
大きな商品は、番号を自分で紙に明記し、レジ近くの巨大倉庫に
自分で見つけ持っていく。すべてセルフ。
番号の書き忘れて、付け忘れ荷にも全てPCが担当し、人が最小限しかいない。
でも探すのに苦労してもいいんです。
何せそれもどれもこれも安いという最大の武器から納得をいかせる。
正に、IKEAの戦略だ。
ちなみに、アナウンスも日本的ではなく、外人が一生懸命日本語で
伝えてくる。これもグッと親近感を湧かせる。さすが・・・
こんだけのセルフサービスがフル活用されている量販店は無いでしょう。
私自身かなり勉強になりました。
安さを作るには、何処を削り、どう工夫して新たなシステムを作るかにかかる。
人件費をどう節約するかで安さを追求する。
日本では中々難しいことところだと思いきや実は盲点だったかもしれない。
日本人=接客には厳しい
このイメージが強く、今の時代には古かったといえる。
デフレ不況となり、接客より安くて良い品を求めるために自ら動くことに違和感がない。
それでいいじゃんということが当たり前に通用する時代に入っている。

そのことを知っているIKEA。
1度日本で失敗しただけはある。
その失敗を糧に大きな躍進を遂げたのだろう。

感想は短時間だったが、ディズニーランドに行っているような感じを覚えた。
最後に、これも初めてで ソフトクリームは奇跡の50円でした。
しかし食べてません。あまりの長蛇の列に並ぶ気にもなりませんでした。

とりあえず、人 人 人。 待ち 待ち 待ち。 でも安い!! それがIKEA。

行ったことがない人は、勉強になるので是非行ってみてください。
不況下で企業がどう戦略し、ニーズに応えるのか
自分に置き換えても面白いかもしれません。

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