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山下学 vol.106 ゲームのない生活

親の言うことをあまりに聞かない生徒がいた。
その子の大切なものを私は預かった。

それは、PSPとDSiで一応半ば強引に本人の了承を得た形で始まった。
そして1ヶ月が過ぎて本人から何時返してもらえるのか尋ねてきた。

どうして返して欲しいの?
と聞くと

退屈でやっていないとムカムカするんですよ。
と言う。

私はそれは病気だから病院に行けと言った。

ゲームがなければ暇ができる。また暇を潰すためにゲームをやる。
子どもの大切な時間をこんな形で過ごされてはたまったものではない。

しかし、それを与えたのも親の責任である。
買ってあげたい気持ちを理解できるが、このようにゲーム中毒になっては
お先真っ暗で不安は大きくなる一方だ。

話を戻すが、その先がある。

ゲームがないとどうしてしてるのか?と聞くと
家にいると退屈だから積極的に外に出て遊んでると言う。
正にその答えを待っていた。
外でみんなゲームを考えて遊ぶ。それが子どもの遊びから得る勉強ではないか。
さらに、外で運動や木登りや児童館で遊び、ダイエットにも成果が出たらしい。

良かったじゃん。

でもゲームは返してほしいというのだ。

私も作戦を考えて彼に言った。

ゲームを返してほしいなら先生との約束を守り続けたらいいよといった。
私がそんな簡単にいいよと言うわけもなく、
彼がゲームの存在を忘れ、友達と外で遊ぶことが楽しいと思えたときに返したいと思う。

そして彼は約束を守るために毎週自習に来る。
破れば戻ってこないから、ゲームのためにが自分のために繋がっている。


守る+続ける=習慣がつく=学力向上+人間力向上=親喜ぶ


彼が毎週来るのが楽しみだ。

これからどうなったかは次回をお楽しみに!

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