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山下学 vol.103 未来の公立のあるべき姿

私は、公立小中高12年間通い育った。
今から20年前は、中学受験はお金持ちの子や頭が極めて良い子だけが
するのもので、一般的に公立に進学することが当たり前の時代だった。
それが、公立不信が続きとんでもない事態が子ども達を襲いかかって来たのだ。
中学受験だけに納まらず小学受験まで広がっている次第だ。

この原因として、公立小中の学力不足・いじめ・教師モラルの欠落など
沢山の保護者の声を耳にする。

どうしてこうなってしまったのか?

公立って何のためにあるのか?

今一度見直すべきだと考えなければならない。
そうしなければ公立の未来はないと言っても過言ではない。

昔は、公立に通うことは普通のことであり、それなりに学ぶ場として活躍していた。
今では学ぶ場は塾であり数多く子ども達が競って学んでいる。
保護者の考え方も変わってきた。
学校は人間社会や友達など団体で学ぶところであり、実際大きく期待していない。
どうしてこのようなことになったのか?考えてみよう。

その1つに競争をなくしてしまったこと。

競争は生きるために必要不可欠なもので私もそう生きているはずだ。
運動会ですら順番をつけない学校だってあるくらい・・・
競争を嫌う環境が作られてきたのだ。
ゆとり教育の中で競争意識を持たせずみんな同じように育てられてきた。
その結果、大人になっても社会を意識しない成長の仕方をしている。
それでは、保護者が心配するのは当然である。
大金を払ってでも我が子に良い教育を受けさせたいと考えることは当然であり、
そこで一番に立ち上がり伸ばしたのが私立中学だった。
公立と比較し6年間のカリキュラムを明確に学力差を提示したのだ。
それを見れば、心が動くのは一目瞭然だろう。
そうして、ずっと公立をほっといた結果が現在にある。

私は思う。

20年前みたいに学校の在り方を考えるというか作るべきだと。

これは学校の教師と保護者とのコミュニケーションが大切で、
何を保護者が期待しているのか?
また何を学校に求めているのか?
国や東京都が調査を行なうのではなく、地域の学校が直接話し合う場を設け
意見交換を行ない、信頼回復をさせる努力をしなければならない。

公立の先生は、私立の先生と違う。

それはこの学校のために自分ができることは何かと考えること。

もっともっと自分の学校を好きになってもらいたい。
保護者のみなさんに自分達の考えを理解してもらわなければならない。
どっちが偉いと偉くないとか関係なく
子ども達に素晴らしい教育環境を与えるために私達ができること
それを地域で作っていかねばならない意識が必要である。

今からだって遅くはない。
素直に認め気付くことが大切である。

現在の子ども達のために・・・
そして
未来の子ども達のために・・・

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