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山下学 vol.155 親だけで子は育たない

どうしてこの題名にしたのか

先日2泊3日で3回目の夏旅行で石川県珠洲市に訪れた。
親元離れて伸び伸びと楽しんでいる。
誰一人として寂しそうにしている顔を見ることはなかった。

夏旅行の目的の1つは、自ら行動すること。
誰かに教えてもらってから行動に移すのではなく、
考えてどうするべきは自らが判断する力を養う。
また、みんなと協力して過ごすことで絆を深めることもできる。

親は心配するが、それは全く意味がないというくらいに
子ども達は楽しんでいる。
塾の中で絶対に見られない笑顔。
泣いていても無視され、その後に意味の無さを感じ、
自分の弱さを感じ取れればさっきまでが何だったのかと言いたいくらいに元気に戻る。
これが子どもの力なんだと思うし、それを待つしかない。
待ってあげたい。
私は更にその子に泣いて意味あった?と聞くと
「ない」といい
何で泣いたんだろうと言っているくらいの始末。
だから泣けば誰かが助けてくれる、手を差し伸べてくれると思っている
心があるからそう選択した。
でもそのルールは、夏旅行では通用しない。
弁当でさえも好き嫌いを言えない。全て食べなければ私に叱られる。
その恐さを思えば、何でも食べられるらしい。
じゃあ結局は、食べられるのだ。
甘えているだけ、甘えられる環境が家にあるだけ。

親が手を差し伸べなくても自ら伸ばす気持ちは、
親から教わるのでなく、他人から得るのだろう。

だからたかだか3日間くらいでも大きく成長し逞しく家路に着く。
我が子の元気溢れる思い出話しを聞いて、子どもの成長を感じている。

私は、厳しく生徒に接し、面白く生徒に接し、分かりやすく生徒に接し、
何より安心感を与えるように接している。
これが、他人愛で親では決して真似ができるモノではない。

残念ながら私自身も我が子へは他人愛を与えることはできないのだ。

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