ホーム>POOL DUCKブログ>スタッフブログ>畠山 大樹>進路相談
畠山 大樹

進路相談

ブログの更新が長い間滞ってしまい、大変申し訳ありません。
今回、ある生徒の話をしたいと思います。

その生徒は現在高校3年生で、どの大学にどの様に行くか迷っていました。
行きたかった大学の指定校推薦が無くなり、指定校推薦で行ける大学はその生徒の学力を考えると結構下の大学しかなくなってしまいました。推薦の事しか考えていなかった様で、まだ一般受験用の勉強を始めてないし、本番に何が起こるか分からないのが受験なので、一般受験に対してかなり不安を感じていました。推薦と一般受験では今後の勉強内容が全然違うので、早く方向性を決めて対策を進めないと致命的になってしまうのは分かってはいるものの、どちらを選ぶべきなのか決めかねている状態でした。その生徒の人生に関わる重大な事ですし、僕は実際にその生徒の授業を受け持った事もなく、実際の学力や御家庭の状況、親御様の教育方針など何も分かっていなかったので、私個人としては一般受験で勝負して欲しかったけど、簡単に無責任な事は言えないと思い、一言だけアドバイスしました。
『色々な情報を把握し、状況をきちんと考えに考えて、悔いの残らない選択をして欲しい』と。
多少無責任な意見に聞こえるかもしれませんが、長く苦しい受験勉強には何より本人の強い気持ちが必要なので、『誰かではなく自分が決めた事だから』という意識を持って欲しかったのです。

翌週その生徒と会った時、彼は一般受験をする事にしたと言ってくれました。その決意に満ちた顔は、今でも忘れません。
正直“今が楽しければそれでいい”と思い、将来の事をほとんど考えていない高校生も多いかと思います。しかし彼は将来社会の先生になるという夢があり、その夢に向かって進んでいます。大学受験で楽な方法を取らず、自分の可能性を信じて勝負した後は、例えどんな結果になったとしても彼にとって大きな経験値となり、今後の人生に大きく役立つことでしょう。
何事もそうですが、“出来る・出来ない”の前に“やるか・やらないか”があります。結果も勿論ですが、“逃げずに勝負した”という経験をする事は、とても大きいと思います。
恐らく彼は受験勉強中に心が折れて諦めたり、妥協した大学を第一志望に変える事も無いと思います。そんな彼を、担当講師はもちろん、担当はしていないけど話をしたことがあったり見たことがある先生達はみな応援・サポートをするし、何より『プールダックの生徒である以上、絶対に合格させる』という気持ちで接しているという事を忘れないでいて欲しいと思います。長く辛い戦いになるだろうけど、一緒に頑張ろう!!!

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.poolduck.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/770

ページ上部へ