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中川 智徳

問9 身から出た( )

ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
中川です。


皆さんは、「ごんぎつね」という童話をご存知でしょうか。
小学校の国語の教科書にも載っている有名なお話です。

いたずら好きのごん(きつね)は、ある日、兵十という男性が病床の母のために釣った魚を逃がします。
後日、その母が亡くなったことを知って後悔・反省したごんは、いたずらの罪滅ぼしとして、
こっそり兵十の家へとクリやマツタケを運んでいました。
ところが兵十の家に忍びこもうとしたところを兵十に目撃され、
またいたずらしにきたと勘違いした兵十に撃ち殺されてしまいます。


この物語の感想として小学生が書いた作文が、ネットで少し話題になりました。
その作文の内容を要約すると、
「コソコソした罪滅ぼしは身勝手で単なる自己満足に過ぎない。」
「そうと知らない兵十に殺されてもしかたがない、自業自得だ。」
といったものだそうです。


この作文を本当に小学生が書いたのか、等の真偽はともかく、
一見かわいそうにみえるごんの立場をこのように解釈するのは面白いですね。


物語の解釈は人さまざま。原作者の意図はもっと別のところにあるのかもしれません。
こうした物語の楽しみ方を自分で発見していけたらいいなぁと思いました。

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