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中川 智徳

受験が終わればまた受験

ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
中川です。


来週からいよいよ冬期講習が始まります。
受験生にとっては、「冬休み」とはいえ休んでいる場合ではありません。


僕は高校3年生の大学受験クラスを担当しています。
大学受験に向けて必死に勉強している彼らを見て思うのは、
「大学受験は、実は高校1年生のときから既に始まっているんだな」
ということです。

高校3年生の始まりである4月を迎えた時点で、
1、2年生の間にマスターしておくべき英単語や
教科書レベルの基礎的な数学の公式を覚えていない。
社会や理科の既習範囲が全然頭に入っていない。
それでは志望する大学は目指せませんよね。

1、2年生のときに勉強をサボっていると、
あるいは勉強したつもりになっているだけだと、
合格というゴールはおろか受験競争のスタートラインにすら立てません。
3年生の1年間だけで挽回するのは非常に厳しいし苦しい。
それができるのはほんの一握りの人間です。

もちろん、大学進学を目指さないで他に目標がある人は、
その目標を達成するのに必要な努力を重ねるべきです。
しかし漠然と大学受験を考えている高校1、2年生は、
その2年間でしっかり勉強しておかないと危ないよということです。


今の中学3年生は目前の受験に必死で、
高校に入ってからのことなど考える余裕もないし、またそれで構わないのですが、
晴れて志望校に合格し、高校生活をスタートさせるときによく考えてほしいと思います。

高校生活の始まりが大学受験へ向けた第一歩となることを。

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