ホーム>POOL DUCKブログ>山下塾>山下学 vol.320  中学生が小学生化している
山下塾

山下学 vol.320  中学生が小学生化している

ここ数年感じることだが、

中学生なのに小学生みたいな行動をとる生徒が増加している。

これは、男女問わず勉強のできるできないは関係ない。

なぜこのようなことになっているのか考えてみた。

一番の要因は、親にあると考えられる。
どうしても手を掛けてしまう傾向が強い親だと何でもしてくれると勘違いして
自分からしない子になってしまう。
また厳しくしているつもりで実は叱った後にかなり甘やかしてしまう親も同様で、
結局叱った意味がなく、更に自分からしない子になるのだ。

結果中学生になってもいつまでも小学生みたいな行動をとり、
自分が大人へと成長しているにも関わらず、幼い行為に走るのだ。
そうなると親はとても大変です。反抗期にも入り管理が難しくなる。

そういう子の特徴は、まず自己中心的で周りのことは全く考えない自分自分。
だから空気が読めず周りに迷惑を掛けていることすら気付いていない始末である。
また、言っていることがかなり幼く、意味の分からないことを言って
そのことにもあまり気にすることがないのだ。

そこで感じるのが、社会に適応できる力が足りないと感じる。
当然幼い行動を取っている自分に気付いて恥じらいを感じればいいのだが、
今の自分で良いと判断する傾向も強いのも感じるからより一層成長を鈍化させることになる。

大人の世界は、自分勝手がそう許される甘いものではないが、
彼らたちはわかるわけもないので、学校や塾など家庭とは異なる環境で
しっかりと周りのことを考えながら自分を出すことを学ぶ必要がある。

もし自己成長が遅れ続け成人となれば、どういうことが起こるかは予想はつくだろう。

私自身言いたくはないが、最後の最後まで親が面倒見る時代に突入し始めている。
これは、今に始まったわけでなく、私たちの時代に多く存在する問題であり、これから
ますます増加するだろう。

優しさは厳しさを超えない程度に
自分で考えさせる行動を早い時期から少しずつ始める
それぞれの親の恐さを教える
思いやり精神を教える
そもそも自分ひとりでは生きていけない
周りの人たちがあってこそ、自分は生きている感謝の気持ちを教える

これらを徹底していれば、子は勝手に周りとうまくやり育つのだ。

①一番の教育の源は感謝の精神=心

②子は親を見て育つ=親がお手本

この①②が基本である。

最後に子育ては後悔しても取り返しがつかない。その時に時間はとても大切なのだ。
特に幼少期のしつけは肝心で、その後の教育に大きく影響する。
また中学生からの時間は、他人からの影響が強く、親より存在が大きくなるのも注視すべきで
その環境を充実させることが親としての最重要課題でしょう。

我が子の未来は、親で決まる。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.poolduck.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1440

ページ上部へ