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山下学 vol.307 バトンタッチ さよならばあちゃん

ばあちゃんが亡くなったと13日土の夕方に知らせが入った。
危ないとは聞いていたので覚悟はしていたが、
正直顔を見るまでは実感が湧いてこなかった。
ばあちゃんは、母方でずっと佐賀の人、だから畑で仕事してる
ばあちゃんしか見ていなかった。
東京育ちの私にとって、田舎は最高の遊び場で、川で泳いで、
側溝にはタニシがいっぱい、カエルなんてどこ見てもいる。
東京にないものが佐賀にはいっぱいあった。だから佐賀にいた毎日は
今でも私の頭の中に楽しい幸せな想い出なのだ。
ばあちゃんが作ってくれた草団子・胡麻豆腐・よくわからない漬物
なんかばあちゃんの味って感じで食べてた。
好きというよりお菓子もないからそれがお菓子の代わり、
『お菓子なんかよりからだにいいんだからたくさん食べんなしゃい』
そうばあちゃんが佐賀弁でよく言ったものだと思い出したら、
なんかじんわり車の中で想い出してきた。

ばあちゃん死んだんだな・・・・

じいちゃん二人は、幼い時に亡くなったから正直そんなに想い出なんてない。
だからばあちゃんたちはこの歳まで生きてくれて命のありがたさや尊さを教えてもらった。
もう二人はいない。でもちゃんと命のバトンタッチはした。
孫だった私も気が付けば、40手前。3児の父である。
3児とも父方のばあちゃん・妻の父方のばあちゃん・母方のばあちゃんたちが亡くなった
1年以内に生まれてきている。そう生まれ変わり。
ここに命のバトンタッチが成立したのだ。

今頃、大好きだったじいちゃんと28年ぶりに再会して田植えやみかんをつくっているのかな。
私が言えることは、ありがとう ばあちゃん 

最後に
最近また残虐な事件が起きました。
子どもの心はとてもとても傷ついてます。
こんなことが起きて続ければ、
どんどん命の大切さを感じなく荒んだ心になってしまいます。
私たち大人がしっかり守っていき、自分自身に強い心を育て
決して人を危めてはならない。そういう人間にみんなで育てていかなければ
ならない。そうしなければ何れはバトンタッチできない日が訪れてしまいます。
壊れかけている今の世の中にひとりひとりの思いやりや愛情で生まれ変わることは
できる。そう信じて子どもたちを見守って生きていきたいですね。

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