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山下学 vol.167 わからない子ども達


この題を考えたきっかけは、子ども達に将来のことについてや
受験についてなど質問をしたときに良く出る言葉で、
考えて考えたあげくわからなかったのではなく、思いつかなかったから
わからないと言うのでは意味が全く違うと思うのです。

今の子ども達を見ていると、
真剣に自分の将来のことを考えている子供に対し、真剣に考えていない子どものほうが
遥かに多いように思えます。
世の中がこんなにも不景気なのにも関わらず、わかっていない。
親が一生懸命働いてくれて自分がやってもらっているのにもわからない。
自分の将来どうなるのか?どういう道に進みたいのかすらわからない。
ただただ今だけで不安と希望もあまり考えず楽して生きる道をひたすらに求めていく。
これって我が子がそうなら親からしてみれば心配で心配でしょうがないでしょう。

しかし、この「わからない」にはもっと大きな問題が潜んでいると思うのです。

多くの親は大学まで教育と捉えていると思います。
実際世の中は大学全入時代に突入し、有名大学を選ばなければ誰でも
大学に進学できてしまうのです。大学に入学したことが全てでなく、
人間的スキルを磨かない限り就職という最後の最大の試験で合格は勝ち取れないのです。


簡単に「わからない」と答えた子どもは、
早くに
どうしてわからない
なぜわからない
どうすれば見つかるのか
自分に嘆きかける
希望と不安とが同じ場所で交互にぶつかり合う
それが大事な自分で人生をつくるスタートだと言えるでしょう

このことを気付かずわからないのです。
そこで親の責任と感じ親がやってしまえば子どもはまた苦労
しなくても済むことを知っています。
だからこそ、その時期を見逃さず我が子と向き合って自分の生きる道を
話し合ってほしいです。

分からないという答えの前に、自分なり考えた結果
適当でなく真剣な「まだわからない、迷い中」など発言があれば
将来に対する自分の可能性をどんどん探っていくことでしょう。

わからないといっても決して親が解決できる訳ではないのです。
全ては自分、自分、自分。
そうやって私達も生きてきたはずで・・・・・

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