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2010年2月

山下学 vol.122 公立中の現状

昨日ニュース番組ZEROで公立中の校長先生が出演していた。
これを見て衝撃を受けた親も多いかと思うが、これが今の公立の現状なのだ。

何故校長自ら出演したのか? 皆さんはどう考えますか?

私は今の現状を曝け出し現場の教師だけではなく、親や地域を含めて考えなければ
ならないと訴えたかったのではないかと思う。
従来の接し方では対応ができないもどかしさや悩みを打ち明けて
今一度考え直す必要があったからだろう。
私たちが住んでいるこの大田区も他人事ではない。
現にこの不況下公立中離れは加速している、
その一番は公立中の環境が悪いから、具体的に言えば全ての環境である。
ゆとり教育による学力低下や生徒同士の生活態度など
私立・国立中との差は歴然であり、環境をお金で買う時代に突入している。
中学校や地域によっては問題の差があるだろうが、
子ども達の身勝手は行動に現場の教師は悲鳴を上げているのも事実である。

この問題を解決するには、何が一番必要なのか?

私は、厳しさの中に温かい愛情を持つ。
時には厳しく、時には優しく、時には楽しく、時には悲しく、
のように喜怒哀楽を共に共有することで子ども達の心は間違いなく開く。
決して彼らはただ反抗したいだけでなく訴えている。
本当は素直で良い子はみな共通しているが、思春期などが重なり自己表現に困惑している。
そのことを受け止め、おもいっきり打つかってくるおいでと思ってもらえる愛を
持たなければ解決は難しいだろう。

安心してぶつかってくれる環境を
私達が君達を見ている環境を
大事に思っている環境を
親の変わりになっている環境を
勉強面を強化し戦える環境を


そうすれば大きな問題は、簡単な当たり前の問題に変わる。
私はそう思うのです。
今も昔も子どもは子ども、
気難しくなったとすれば、親や生活環境の責任で彼は全く悪くない。
全て私達大人の責任なのだ。
その意識を持ってみなが彼らに接していけば大きな改善が見られるだろう。
諦めることを考える、落胆する、気力を失う必要はない。
必ず日本の教育は改善されると私は信じているし祈っている。

目標を持つ

先日都立高校の推薦入試の結果が出ました。
毎年変わらないのですが、やはり高倍率でした。
それでもプールダックでは27名合格しました!
その中に私が教えている生徒もいます。
その1人の生徒の話をします。

彼はプールダックが誕生して間もなく入塾し、私は彼が小学校4年生の時に担当しました。
私の入社と同時期です。
ただその頃の彼は塾に行かされているという意識が高かったのでしょう。
なかなか勉強に前向きになれませんでした。
いろいろなことがあり、彼は小6を前にして塾を辞めてしまいました。

それから彼が中3になる前に偶然出会い、プールダック戻りたいという話がありました。
私も『やる気があるなら戻って来い』と返し、去年の3月からプールダックでの勉強がスタート。
目標校はすでに決まっていて、何をやらなければいけないかも本人はわかっていました。
そして今までの勉強スタイルを改め、新学年が始まりました。
授業態度・提出物・試験勉強と改善しなければならないものがたくさんありました。
彼はそれに対し必死に取り組んだと思います。周りからも驚かれるぐらい変わりました。
急に真面目ぶるのを嫌がる子は多いですが、彼はそうではありませんでした。
周りからどう思われようと関係ない、自分のためにという気持ちが強かったです。
なぜなら本気で目標持ったからだと思います。

勉強を教えていたのは私ですが、彼から学んだことはとても大きいです。

山下学 vol.121 私の力の源

私の力の源は「親御様と子ども達」であります。

昔の自分は、若さから自分のプライドで生き、感情で動いていたのです。
その中で多くの親御様と子ども達が私に力を与えて下さり、
信頼される喜びを、そして感謝の気持ちを育ててくれました。

私どもが行なっている教育は学力向上は勿論だが、
心を育てるのが最大の目的となります。
その1つの形として
これからはどれだけ地域に貢献できるのかが私の使命であります。

POOLDUCKが地域に支えられ、POOLDUCKが地域を支える。

人があって地域があり、助け合い譲り合いがあって地域が育つ。
私はそう思うのです。
またこれも大切な教育の1つだと考えているのです。
思いやりや感謝の心を育てることができると思うからです。

今年、初めての地域のイベントを9月に開催する予定です。
これからの私が考えている思いをみなさんにお伝えするためです。
こんなような気持ちにさせて頂いたのもみなさんのお陰です。

POOLDUCKを作ってから早10年の月日が経つ中で
私も会社と共に成長し、みなさんに喜んで頂けるよう努めていきます。

人の人との繋がりを育てられる環境を私は作っていきます。
どうかご協力お願い致します。

山下学 vol.120 品格

今、日本中朝青龍一色である。
テレビをつければ、引退記者会見の映像が目に飛び込んでくる。
みなさんが承知の通り、彼は強く上手く最強の平成の大横綱といえる存在でしょう。
だが、彼がいくら強くても元気でも何故今回このような形で引退しなければならなかったのか。
今までずっと品格品格と問われてきたが、
そこにおおきなポイントがあったのではないだろうか?

結局は彼は品格という意味が理解でなかったのであろう。

しかし彼が私達に教えてくれたことがある。

横綱の品格というが、品格は全てにおいてあるものと考えるべし。
私でいえば教師としての品格、社長としての品格、
みなさんで言えば、親としての品格、大人としての品格、
大きく言えば、日本人としての品格、人間としての品格と
言えば限がないくらいある。
品格とは私独自の考えで言えば、心なのだ。
その心は自分の体の中にある場合もあれば、人と人の間にある場合もある。

心は目で見えないもの、心は感じるものである。

だから心がない人は品格がないと見なし人から必要とされないのは当然。
特に上に立つ人は、品格がなければすぐに終わりを迎えるだろう。
それだけ感謝の心を持って行動しなければならない。
上に立てば立つ程周囲の人たちは見ているのだから・・・

受験生へ

都立推薦入試の合格者が昨日発表されました。

合格した生徒へ
本当におめでとうございます。高校入学にあたり、色々とやらなければいけない事もあると思いますが
今はゆっくり休んでください。お疲れ様です。

残念ながら不合格だった生徒へ
入試はどうなるか予測がつかないもの。結果をしっかり受け止め気持ちの整理をしましょう。一般入試までまだ時間はあります。残り短い期間ではありますが自分にできることを探し実行していきましょう。最後まで諦めない心が大事です。さあ、ここから追い込みましょう!

山下学 vol.119 明暗の考え方

受験は誰もが通る道であり、その先に明暗が待っている。
合否の結果だけで明暗と考えるのは危険で、
子ども達にとってその結果をどのように受け止められ、
喜びや悲しみを自分の糧へできるかが実はとても重要なのだ。

合格は文句なし
不合格はある意味その先にある合格のため人として成長させるため
と受け取っても良いのではないだろうか。

私は受験とは緊張するもの、恐いもの、辛いもの、
いいように考えるのは中々できない。
しかし、その壁をどのように努力し己の糧にできるかで
更に先に喜びや幸せが得られる。


小学受験。中学受験・高校受験・大学受験とあるが
その先に最大の社会への受験が待っている。
そこで合格を取れるかどうかが親として一番意識をして育てなければならない。
結局は社会に必要とされる人に育てることが一番の近道なのだ。

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