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山下学 vol.110 悔し涙

みなさんは大人になって悔し涙を流したことがありますか?

涙には

嬉し涙

感動した涙

反省の涙

悲しい涙

数え切れない様々涙が存在する。
その中で私が一番大好きな涙が悔し涙である。
泣くことは自分の感情を素直に表現できることが一番だと思うからだ。

私事ではあるが、我が最高の悔し涙の話をしよう。

今から8年近く前、多分25歳くらいだった時だろう。
会社設立2年目に突入し、1年目の勢いとともに私は意気込んでいた。
1年目は55人が入塾し、2年目に更なる飛躍を誓い気持ちも昂っていた。

ある日、大学時代から可愛がってもらっていた先輩に食事に誘ってもらい、
楽しく時間を過ごしている中、自分の会社の話になり色々な質問などされた。
その時に、塾のことなんてわからない先輩が言った言葉。

お前の考えは甘い。
コンセプトがしっかり固まっていない。
社長としてはダメでしょう。

完全なるダメだしで言い返すこともできなかった。
その場で悔しくて涙した。
川崎から帰り道の六郷大橋を自転車で激走しながら、

絶対成功してやる

必ず見返してやる

と周りの人など気にせず大声でずっと叫びながら渡ったことを今でも思い出す。


確かに先輩に言われたことは図星だったでしょう。
でも悔しくて悔しくて悔しくて堪らなかった。
褒めてもらえるかと思いきやダメだし。
今となれば愛の鞭だったですね!
その当時の私は当然理解できず、かなりムカついていた。
あの時言われた言葉をそっくり返してやりたい気持ちで頭の中は満タン。
ずっと心に溜めて会社を経営した。
このハングリーこそが、
先輩が教えてくれたことで本気のハングリー精神を身に付いた。
今ではこのハングリーさのお陰で、心の強さを得たと自負している。

今ではハングリー精神を教えてくださった父を始めとするみなさんに感謝してます。


私が子ども達に教えたいのが、この悔し涙。
悔し涙は人を大きく成長させる魔法。
今頑張れない子どもが増加している。
その原因の1つは悔しさを感じないせいだ。
親は子どもの悔しさの勉強を早期の段階で習得させなければならない。
失敗すればあとあと親が後悔することになるだろう。

最後に
私が悔しさを感じない子どもだったら今の私は存在しない。
100%断言できる。

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