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山下塾

山下学 vol.105 働く幸せ

今回の題名は、「働く幸せ」という本から選んだ。
この書は日本理化学工業(株)会長 大山泰弘氏の思いが込められたものである。

私はある言葉に深く心が打たれた。

人間の幸せは、ものやお金ではありません。
人間の究極の幸せは次の4つである。
①人に愛されること
②人に褒められること
③人の役に立つこと
④人から必要とされること

人は仕事をすることで、褒められ、人の役に立ち、必要とされるからこそ、
生きている喜びを感じることができる。

どうして大山氏はこのような考えが生まれたのか?

障害者を雇用してすぐの頃、悩みをあるご住職に相談した時に教わった教えである。
自分の不甲斐なさに反省し、それから彼らとともに生きていくことを決意するのだ。
この会社は今では70%以上が知的障害者を雇用し、50年以上にわたって健常者と障害者とが
共生し続けている日本が誇れる素晴らしい会社に成長した。
それも障害者のお陰だと言う。
彼らは、真面目で真っ直ぐな心を持ち、働くことに幸せを感じながら日々生きている。
その一心不乱に働く姿勢が健常者の心を変化させ思いやりの精神が生まれたのだ。
健常者だから上、障害者だから下ではなく、自分達のそれぞれを役割をしっかり
果たすことでみんなが幸せになれる考えを自然と生まれてきたと言う。

凄すぎる!

結論、障害者の人たちだからこそ働く感動を与えられたのだ。

また、大山氏も凄い。この心の寛大さに深く感銘を受け憧れる。
尊敬される人ってこういう人のことをいうのだと感じた。

最後にもう1つ大山氏からのメッセージ

福祉とは、「幸福」のことを表す。
「福」は、主に物質的(お金など)な豊かさを表し、「祉」は主に心の豊かさを表す。
つまり、福祉とは、ものと心、両方の豊かさを併せ持った幸せということ。

企業は、給料を支払うことによって「福」に貢献するとともに、
「働く幸せ」を提供することによって「祉」の重要な一部も担っている。
雇用を通して健常者や障害者の幸せに貢献することを「福祉」と捉える。

私はこの言葉を生涯忘れることはないだろう。
POOLDUCK代表として心に刻み込まなければならない。
そして、POOLDUCKという小さな会社が大きく社会貢献できるようより一層努めていきたい。
この本から私は多くのエネルギーを得られた。
この出会いにありがとう!

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